逆転無頼カイジ

 カイジは、遠藤の逃走資金を借り、再度沼に挑戦した。
 カイジは、三段クル―を攻略するために、建物自体を傾斜させた。一条は、それに対して、同じ傾斜をかぶせるという二重傾斜をさせることによって、3段目のクル―にはいかなくなっていた。
 一条は、絶対に3段目に置くことはないと考え、勝った気になり、上機嫌である。
 そんな一条をみたカイジは、二重傾斜のもたらしたもう一つの現象を一条に見せる。
 そのために、カイジは、一万円札を、セロハンテープで、パチンコ台にはり、クル―に目隠しをした。
 それを悪ふざけだとして、一条は、カイジガ貼った一万円札をはがす。
 そこに存在した光景は、クル―に球があふれた光景だった。球があふれた理由は、外れ穴が、球で詰まっていて、排出されていないからだった。
 二重傾斜がもう一つの現象は、過剰な奥傾斜により、排出穴が登りになったことで、排出穴から排出されないという現象だったのだ。
 しかし、一条には、最後の希望が残っていたようだ。

 天は人の上に人を作らず、人の下に人を作らず。これを、どんな馬鹿でも、チャンス次第で、勝者になることができるという意味だというカイジ。そして、そのチャンスは、案外近くに落ちている。そのチャンスを、見逃さないように見る冷静さが必要なのだ。
 カイジが言うように、チャンスをつかむ人と言うのは、小さなチャンスも見逃さず、それを、しっかりとつかむことで、勝利を得て行く。
 しかし、土壇場で、小さなチャンスを見逃さないような集中力や冷静さを保つことのできる人間はそうそういない。多くは、その状況にやられて、周りが見えなくなってしまうものである。
 いざというときに冷静に行動することができること、その能力をもっていることも、いざというときにチャンスをつかむためには必要な能力なのではないだろうか。

2011年10月10日

このページの先頭へ