神様のメモ帳

 彩夏の携帯電話からトシが電話をかけてきた。その後、墓見坂がその電話にでて、鳴海とアリスを挑発する。
 薬を飲んだ人は、「光る羽と天使」と言う。鳴海はその言葉から、AF(エンジェルフィックス)の効果が、知覚の鋭敏化だと気付く。
 そして、売人は、AFを飲み、知覚が鋭敏化した者が、自分を売人として見つけてくれるのを待っていることまでつきとめる。
 この状況から、売人は、AFを売ることと共に、薬の効果の実験をすることも目的としていることがわかる。
 そして、鳴海は、売人を見つけるためには、AFを飲むことが必要だと思い、自分がAFを飲むことを決意する。そして、鳴海は、AFを飲み、売人とアジトをつきとめる。
 事件は、ニート探偵や、早坂組のお陰で解決した。しかし、後味が悪い。
 その後、アリスは鳴海の元を訪れ、2人で彩夏が飛び降りた屋上へ行く。
 そして、アリスは、ニートについて説明し、2人で、最後に彩夏が残したプレゼントを見る。

 麻薬は、精神作用を高ぶらせる。気分を高揚させ、楽しい気分にさせることもあるだろう。楽しい気分のときに、服用すれば、楽しい気持ちが大きく膨れ上がる。しかし、彩夏のように、犯罪に加担していたという罪悪感を感じた中、薬を飲めば、より強い罪悪感にさいなまれ、死を選ぶような事態にもなりかねない。
 アリスは、ニートをレッテルだという。我々は、ニートと言うと、家から出ない人間や、何もしない人間を指すように想像する。確かに、その意味もあるかもしれないが、実際は、アリスの言うように、自分とルールの違う人間を見下したレッテルのように使われているのかもしれない。
 本来、ニートという言葉は、「教育、労働、職業訓練のいずれにも参加していない状態」を指した言葉である。単なる、状態を指した言葉だったのだ。しかし、今日では、何もしない、社会的価値の低い人間という、感情をも含んだ言葉になってしまっているのだ。
 そんな言葉は、今日、多くあふれているのではないだろうか。

2011年10月10日

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